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長寿の祝いは日本特有の風習

長寿の祝いは日本特有の風習で、奈良時代から行われてきたようです。人生50年の時代には、60歳といえば長生きの部類に入り、相当めでたいことでした。しかし平均寿命も世界一に延びた昨今では、60歳の還暦の祝いを盛大に行うことを嫌がる人も多いのです。現役で働いている人も大勢います。長寿の祝いは、本人の意向を確認してから行います。生まれた干支に戻ることを「本卦還り」といいます。還暦のことです。人生の大きな仕事はおおかたすませたということで、親戚や知人などを呼んで宴を開きます。その際、贈られた赤いチャンチャンコや頭巾を身につけ、赤い座布団に座りますが、これは赤ちゃんに戻り、生まれ変わった気持ちでこれからの人生をすごしてほしいという意味です。しかし長生きがふつうになったため、還暦の祝いを盛大にすることは少なくなり、赤いちゃんちゃんこを贈ったら、怒って祝宴が台無しになってしまったという話もあります。少し大きな誕生日祝いというイメージで、一部に赤色の入った品物を贈るのがいいでしょう。例えば、赤系のベストやセーター、膝掛けや毛布です。

死産だったときは

両親や身内の人にとって大変な悲しみなので、下手にお見舞いするより、しばらくはそっとしておいたほうがいいでしょう。相手が親友の場合、お見舞いに行ってなぐさめたくなりますが、一週間か10日ぐらいは出向かないで遠くから見守ってあげること。もし、お見舞いするなら、花、くだもの、お菓子など簡単な物を持参します。お見舞い金を包んでもいいでしょう。相場は、親しさの度合いに応じて。5千円〜1万円。また、お見舞いに行くときに、子供を連れて行くのはタブーです。相手の気持ちをひどく逆なでするだけです。自分が当事者のときは、すでに出産前にお祝いの金品をもらっていた場合、気持ちの整理がつき次第、半返しか3分の1返し程度の品物を贈ります。表書きは「粗品」とします。お見舞いの金品のお返しは不要。ただし、お礼状ぐらいは送ってください。すでにもらったお祝いの品は、次の出産まで保管してもいいのですが、福祉施設へ寄付する人も多いと聞きます。寄付などで処分する際には、もらった人に報告するのが礼儀です。

ラインでの挨拶

夫婦はカップルとして同時に行動するが、レシービング・ラインの通過は、夫が先である。これは男性の社会的肩書きが呼び上げられるのに呼応するもので、たとえば「イギリス大使閣下、同夫人」というように、男性先行でレシービング・ラインを通過するのが国際間の申し合わせである。アナウンサーによって名前を告げられてレシービング・ラインに進み出た招客は、そこでホスト、主賓、主賓夫人、ホステスに、それぞれ挨拶をする。しかし、その挨拶は、決して過剰にならないようにする。とくに握手は、ラインに立つ人が手をさし出さない限り、決してこちらから手を出してはならない。すなわち、握手は、上位者から手を出すもの、というマナーがあり、招客である下位者が握手を求めるのは、明らかなマナー違反である。また、肩書きも名前も告げられているのだから、改めて、名乗る必要はない。にこやかに、会釈をして、ラインを通過するのがスマートな態度である。ただし、ラインに立つ一人一人に、きちんと立ち止まって、目を合わせて会釈をする。